世界にひとつ 羊毛服創りプロジェクト

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捨てられる命を活かしたい

そんな思いから美深で羊毛作家の道を歩んでいた吏佳さんと農哲学院は出会い、羊毛プロジェクトが始まりました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

羊毛作品は、ウールという一般的な毛糸にするのではなく、型取りした綿や麻の薄生地にフェルト状に羊毛を固めていく、羊毛の柔らかさをそのまま活かした作品です。
一つ一つの服を誠心で手作りし、オーダーメイドの一点モノ&一生モノとして長く大切に着る。
素朴かつ贅沢な「衣」の世界です。
お互いが納得し、命がイノチとして扱われる経済の循環です。

只今、ヨーロッパでの個展を目指して準備活動中です。

美深での本格工房創りも始まっています。
詳しくは、<羊毛工房のある家創り>のページをご覧ください。

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羊毛との出会い 

手記:羊毛作家 逸見吏佳

私と羊毛の出会いは、当時、子供の通っていた幼稚園で羊を飼っていて、1年の季節の廻りとともに、毎年、毛刈り、毛洗い、加工を園でおこなっていました。
子供たちが遊ぶ人形などを先生方と手作りしており、卒園を期に思い切って買った糸車がきっかけで、その原毛のお店の北海道支店の立上げに関わり、1年半後に、子供と共に住み込みでそこの店番になりました。

小さな一軒屋でしたが壁面一面に約300種の羊毛が棚に並んでおり、素人の私は、まず材料を知りたいと片端から糸のサンプルとフェルトのサンプルを作りました。世界中から集められた羊毛から、羊の姿、羊のいる風景を思い浮かべ、わくわくしながらの作業でした。IMG_9139
私が心惹かれたのは、洗っただけの梳いていない羊毛で、まだワラゴミが混ざったようなものでした。毛自体個性があり、出来上がったサンプルも個性豊かでした。
そうしているうちに、庭で羊を飼いたいと思うようになりました。
羊毛を手にするお客さまにも、このつながりを感じて欲しいと思ったからです。

ある時偶然、「子羊がたくさん産まれています」とTVで放映されていた松山農場を知り、はじめて北海道美深町の仁宇布(にうぷ)を訪れました。雄大な自然と村の人の素朴な営みが魅力的で、こんなところで子育てしたいなぁと思いました。
このとき、羊肉と羊乳は利用しているが、毛は捨てているとのお話を聞き、捨てられてしまう羊毛を使って作品を作り始めました。その後
OLYMPUS DIGITAL CAMERAに松山農場HPの「羊の毛を生かしてくれる人を求む」の記事を知り、今の地に移り住みました。
日本最北の松山湿原と廃線利用のトロッコ王国があり夏は観光地となるところで、観光客向けのワークショップを行ったり、オーダーメイドの製品をつくるようになりました。

こうして振りかえると、流れるような羊毛との縁にただ導かれ、「いただき繕」と出会い、今の私があります。

(写真は逸見ご夫婦/ご主人は農哲学院美深農苑長です)

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羊毛作業

羊毛を利用する羊は、育てる過程でも毛が汚れないように育てることとなりますが、毛を利用されない羊は藁ゴミや泥が付いており、羊毛として利用するためにはとても手が掛かります。細かいごみをひとつひとつ取り除き、何度も洗って泥や脂分を落とします。そうしてやっと毛を梳いて、糸を紡ぎ、色染めをし、洋服となっていきます。そして、羊毛作業は、優しいイメージがありますが繊細な事だけではなく、毛を固めていく過程は力仕事です。

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